保育士さんへカリスマインタビュー

あなたもきっと思い当たる保育士のお悩み34個

あなたもきっと思い当たる保育士のお悩み34個

日々の保育現場で働く保育士の皆さんに、悩みは尽きません。
やっとひとつ悩みをクリアしたと思うと、なぜか次の新しい悩みが生まれくる……そう感じる保育士は多いと思います。
この記事では、年齢や経験、役職問わず、保育士であれば誰でも抱えることが多い「お悩み」を網羅してみました。あなたの悩んでいることも、きっと含まれているはずです。

最も多いお悩み、それは人間関係

群を抜いて、お悩みなることが多い人間関係の問題。
もちろん理由はさまざまですが、女性が多い職場であり、2〜3人というチームで人間関係が固定されやすいから、ということも大きな理由かもしれません。

【保育士のお悩み①】園長との人間関係

園長となる人の経歴は様々です。というのも、園長の就任要件に保育士資格を保持していること、というものは含まれていないからです。保育園で勤めること自体が初めてという園長も珍しくありません。それぞれの園長の価値観によって保育園のマネジメントが行われることになりますので、それが自分と合わないということは往々にして起こります。
また、保育の質や価値というものはなかなか数値化することができないものです。一方、園長はマネージャーとして保育士一人ひとりを評価し、指導・教育していかなければなりませんので、数値的な評価が難しいという側面があります。

【保育士のお悩み②】ともに働く同僚との人間関係

保育士たちは、横並びであるように見えても、それぞれ得意なことや園内での評価、キャリアによって、じつは見えないパワーバランスがあります。人間関係が固定化するため、派閥やグループができてしまいやすく、どのグループにも属さずに一人で行動していると
「変わり者」扱いされてしまうこともあります。そのため、なんとなくどれかのグループに属して、要領よく意見を合わせている、ということもあるようです。

【保育士のお悩み③】頼れるはずの先輩との人間関係

同じ園で何年も勤務していると、それぞれの保育士の癖や考え方、仕事ぶりがおおよそ把握できます。そのため、上司から評価され、保護者からの信頼も高かったりすると、先輩保育士から嫉妬されてしまうこともあります。また、新人保育士や、他園でのキャリアがある場合は、過度に期待されてしまうために、苦痛を感じることもあります。

【保育士のお悩み④】かわいいとはかぎらない後輩との人間関係

後輩といっしょに保育の質を高めていこう!と希望を持ったのも束の間、今度は先輩としてのプレッシャーや、自分の指導に対する反発に悩むこともしばしば。どこまで仕事を分担するのか、ダメ出しはどこまでしたらいいのか、自分が伝えたことが正しいかどうか……お悩みは尽きることはありません。
昔は保育の世界も、先輩のやり方を見て学ぶというのが当たり前でした。その時代に仕事を覚えた世代と、必要なことは一つずつ指導し、マニュアル化して、効率的に人材育成していくのが当たり前だと考える世代では、後輩の指導方法は当然異なることになります。
「どうしてあの子はできないの?」
「新人保育士なのだから苦労して仕事を覚えないと。それが後々あなたのためよ」
そんな先輩の価値観に悩む保育士は少なくありません。

先輩、後輩との付き合い方については、次のような別記事で詳しく書いています。ぜひ参考にしてください。

先輩保育士との上手な付き合い方、好かれるコツ

自分はこの園に合っているのか?

保育園によって方針や制度、そこで働く人は千差万別です。この園で働き続けることができるだろうか、と悩む保育士も数多くいます。

【保育士のお悩み⑤】職員会議に不満がある

定期的に職員会議を持っている園も多いですね。保育中はつねに子どもたちがいるため、会議の時間も、申し送りとクラスの情報提供が中心で、堂々巡りになりやすいものです。また、園内研修と言いながら、書籍や映像などを使った情報提供に終始してしまうようなことも、職員会議に出たくないと思ってしまう原因のひとつです。

【保育士のお悩み⑥】セクハラに我慢できない

保育は日々の生活が基準になっているため、アットホームで人間関係も密になりやすいものです。そのため、今のご時世、異業種ではたちまち問題になるようなことも、
「それくらいどうってことないでしょ」
「反発したらクビになるのではないか」
といった空気があり、やめてほしいと言いにくい職場があります。閉鎖的な環境というものは、保育園に限らず、一般的な常識が通用しにくくなり、セクハラが発生しやすくなります。

【保育士のお悩み⑦】園の方針と実態が合っていない

「子どもの主体性」など、立派な園の理念や方針を謳っているのに、普段の保育の中では保育士が子どもに禁止していることばかりで、愕然としてしまった、という体験をした保育士さんがいます。安心安全な保育に力を入れている、という説明を受けたのに、ヒヤリハット報告をしてもいっこうに改善がされなかった、ということもあるようです。園の方針と実際の保育に矛盾があり、悩ましい気持ちを抱える保育士さんも少なくありません。

【保育士のお悩み⑧】運営や仕事の仕方が不合理

園で一括処理できるようなことをクラスごとにバラバラに対応していたり、普通の会社ならICT化するようなことをいまだに手作業でやっていたり、無駄に感じることばかりでストレスがたまるし、長時間労働にもつながっている職場は、まだ数多く存在します。園長が今までのやり方にこだわっている場合や、デジタル化に拒否反応を示す保育士が多い場合は、業務の合理化は遠い道のりになってしまうかもしれません。

【保育士のお悩み⑨】研修制度やキャリアパスの整備がされていない

2017年度より、保育士等キャリアアップ研修が制度化され、保育士の昇格をサポートするキャリアアップ研修制度。新しい役職が増えたことで、保育士の昇進、処遇改善がしやすくなりました。しかし、実際に園内で人材育成を行うスパーバイザーの育成ができていたり、キャリアパス制度が整っていたりする保育園は少数にすぎません。多くの保育士は、「どのように自己研鑽したらいいか」というお悩みをもってます。

参考サイト 保育士等キャリアアップ研修 – 厚生労働省
次の記事では、保育士たちの研修についてマネージャーの立場からまとめてみました。

保育士の研修をサポートするためにマネージャーができること

【保育士のお悩み⑩】給与・退職金の待遇に不満がある

上述の保育士等キャリアアップ研修により、保育士には処遇改善手当がつくようになりました。しかし、この制度は一部の保育士のみに限られた制度であり、役職がつかない保育士の処遇は大きく変わっていません。
保育園は、毎年決まった運営費の中で予算組みされますので、給与・処遇はその中で決まります。一般の企業のように、努力したから、成果が出たからといって給与が上がるわけでは必ずしもないのです。また園や事業者によっても処遇は様々です。園によっては勤続年数の長い先輩が多く、評価制度も整っていないため、しばらくは役職に就けそうにないという悩みを抱えることもあります。

保育士としてやっていくための自信

そもそも保育士という職業が決してラクなものではないのに加え、ライフステージが変化する女性として働く難しさも、普通の会社と同じようにあります。

【保育士のお悩み⑪】早朝勤務・夜勤勤務の実態

保育園は、一般企業にくらべると、パートや非常勤など様々な就労形態が柔軟に認められている現場です。だからこそ、一部の保育士に負担がかかりやすくなっている面があります。園にもよりますが、早朝の場合は6時半、遅番の場合は20時まで働かなければならないこともあります。早番遅番の時間帯は異年齢保育になり、担任以外の園児を保育することになるため、把握しなければならないこと、注意しなければならないことが多く、かなりの労力になります。

【保育士のお悩み⑫】持ち帰り残業が多い

日中は子どもと過ごすため、落ち着いた環境で計画や書類の作成をすることができないため、保育士によっては持ち帰り残業をしています。個人情報の保護や、働き方改革の影響もあり、持ち帰り残業を禁止している園も増えていますが、現実的には職員室のスペース確保や作業時間の確保も難しく、泣く泣く持ち帰り残業を続けている実態があります。持ち帰り残業を禁止するだけでなく、業務改善を進めなければ、保育士の働き方は改善できません。

【保育士のお悩み⑬】気がねなく時短勤務するのは難しい

保育士は慢性的に不足しています。前項にも書いたように、そのため多くの園でパートや非常勤など柔軟な働き方を提供しており、時短勤務をしている保育士もたくさんいます。しかし、他の保育士が仕事をしている時間帯に出退勤することになるため、「帰りづらい」「ケガなどを目撃して、それを直接保護者に説明するために残ることを求められる」といった問題を抱えることがあります。また、立場上、「クラスで気になったことや、保育の中身について話をしにくい」といった問題もでてきます。

【保育士のお悩み⑭】子育て中のお悩みは普通の会社と同じ

自分自身が子育て中という保育士もたくさんいます。そうした場合、土曜保育の担当や当番などを引き受けることができず、他のスタッフに申し訳ない、後ろめたい思いを抱いてしまうこともあります。子どもが急に発熱したり、運動会や参観日などの行事に参加するために仕事を休まなければいけない場合など、保育の仕事を続けていくことに悩む保育士も多いです。

【保育士のお悩み⑮】介護と両立することが難しい

社会の高齢化によって介護をしている保育士もたくさんいます。介護は、通院や介護保険の手続きなど日中に時間が取られることが多いため、保育園での常勤勤務に難しさを感じる人もいます。とくに子育て中の保育士が多い園では、子どもを持つ保育士の予定のほうが優先されやすく、介護が理由での休みを取りにくいというところもあるようです。

【保育士のお悩み⑯】はたして復職できるのか

保育士不足の状況で、なんらかの理由で仕事を辞めてしまった保育士が復職することが求められています。しかし、人間関係が理由で保育士から離職した保育士の多くは、復職することにためらいがちです。また、子育てを理由に離職した保育士の中には、子育て環境が変化したり、制度が充実したことにより、以前の保育現場での常識が通用するかどうか、自分の知識が足りているかどうか、ハードルを感じる方も多いようです。
小規模保育所のように働く人の数が少ない園の場合、働き方を柔軟に対応してもらうことが難しく、家庭や身体的な問題を抱えた元介護士が復職することが容易ではないことがあります。

【保育士のお悩み⑰】簡単に転職できないというお悩み

保育園には、それぞれの園に特有のルールや常識があります。そのため、今まで勤めていた園での経験が次の園で活かすことができない、ということもしばしばあります。また、新しい場所でまた一から人間関係を構築し直したり、子どもの顔や特徴を覚え直したり、保護者から信頼してもらったり、転職には様々なハードルがあります。

保護者との関係に悩む

保護者にも様々な人がいます。保育や子どもとは無関係なことに影響を受け、保育士に感情をぶつけられることもあります。真面目な性格で相手のことを信じやすい保育士ほど、悩みを抱えやすくなります。

【保育士のお悩み⑱】ケガやかみつきの手当てや保護者への説明

園内で起きたケガや噛みつきなど、子ども同士のトラブルへの対応には非常に神経を使うものです。説明の仕方によっては保護者から理解してもらうことが難しく、苦情に発展してしまうことや、さらに退園を余儀なくされるようなこともあります。
次の記事では、連絡帳の書き方についてのアドバイスです。

使える例文つき!「伝わりやすい」連絡帳の書き方のコツ

【保育士のお悩み⑲】プライベートとの境目が難しい

職場と生活圏が近いと、プライベートな時間帯に、駅やスーパーマーケットなどで保護者や園児とばったり出会ってしまうため、わざわざ離れた店まで買い物に行く保育士もいるようです。最近では、保護者からSNSの友達申請が来て、どう対応すべきか困るという声もあります。もともとの友人や知人の子どもが入園してくるケースもあり、その場合も対応には気を使うことになるでしょう。

【保育士のお悩み⑳】結婚や子育てをしていないと信頼されない

保育士は子どもだけでなく、保護者とも関わる仕事ですので、保育士自身が子育てを経験していたり、結婚していたりすることが、保護者からの信頼につながることも少なくありません。男性や独身の保育士だと「気持ちをわかってもらえない」という先入観を持たれることがあります。言うまでもなく、保育と子育てとは異なるものであり、保育士が専門職として理解を得ることが課題です。しかし保育士一人での対応では限界があり、園としての意識づけが必要です。保育士自身、子育て経験と保育の専門性を同じもののように認識していることもあり、園内の人間関係が悪化してしまう原因につながることもあるようです。

子どもとの接し方に悩む

保育士の仕事は、もちろん子どもと向き合うことですが、保育園は保育士の配置基準に沿って職員を配置していますので、実際には、家庭のように一人ひとりの子どもに寄り添うことは簡単ではありません。とくに連休明けや、体調不良の子どもが多い時期などは、園児が不安定になります。そんなときには、自分が丁寧な保育を行えないジレンマから、ストレスを抱えやすくなります。
さまざまな保育のコツをこちらで紹介しているので、参考にしてくださいね。
参考記事: シリーズ 「保育 こんなときのコツ」

【保育士のお悩み㉑】発達段階の理解

保育士には、「その子」の成長を見る視点、そして「年齢による基準」で成長を見る視点の両方が必要になります。そのため園内やクラス内の保育士間でも、子どもの発達についての見解には違いが出てくることがあります。

【保育士のお悩み㉒】発達に課題がある子どもへの対応

日々の保育の中での対応については、保護者からの情報提供のもと、園内での共通理解が必要です。とくに低年齢児の場合、入園後に障がいや病気などがわかることも多く、発達段階の理解に注意が必要です。

認可保育所・小規模保育から児童発達支援まで13施設を埼玉で展開している「元気キッズ」の事例が参考になるかもしれません。

子どもたちの笑顔を増やして、主体性を育みたい ~ 元気キッズ/株式会社SHUHARI 代表 中村敏也氏インタビュー

【保育士のお悩み㉓】子ども同士のもめごとの対応

子どもは一人ひとり、言語の発達状況も物事の解釈やこだわりも異なります。そのため、もめごとが起きた場合は、保育士の思い込みで仲裁することがないように努めることが大切になります。保育士の仲裁や解釈に子どもが納得せず、降園後に保護者から確認が入ることもあります。

子ども同士のけんかなどが起こったときにどうすればいいかということについては、次の記事で詳しく解説しています。

子どもがけんかを始めたらどうすればいい?


保育士になりたての頃に悩みがちな「叱り方」のコツを知りたい方は、こちらをどうぞ。

子どもにきちんと伝わる叱り方のコツ

保育士の毎日は大変すぎる!

保育士の仕事は細々と多岐にわたるハードなものですが、全部できて当たり前という減点主義の評価をされがちです。

【保育士のお悩み㉔】日ごろの保育内容

日本には、モンテッソーリ教育やシュタイナー教育、設定保育、自由保育、プロジェクト型など様々な保育の方法があります。さらに園の方針によって、環境構成も様々です。どんな保育であっても、保育内容が充実したものであるか、どのように可視化していくか、子どもにとって必要な経験を保障しているかどうか、悩みは尽きません。
こちらでは、次世代の保育について紹介しています。
参考記事: シリーズ 「次世代の保育の窓から」

【保育士のお悩み㉕】休憩が取りにくい

開園時間内は、子どもが園の中で生活していますから、保育士が休憩を取ったり、そのために交代で部屋をあけることは簡単ではありません。午睡中が休憩時間という園もありますが、その時間帯にしかできない連絡帳の記入や書類の作成、園内研修や会議に時間を割きたいという要望もあるため、なかなか規定通りの休憩をとることができません。

【保育士のお悩み㉖】苦手な作業

保育の仕事は、子どもたちと向き合うだけでなく、数多くの雑務でできています。たとえば整理整頓・片付け・クッキング・こまめな連絡・報告・書類作成などといったことです。目の前の子どもの様子を見ながら、自分自身の苦手な業務をこなすことも要求されます。園によっては報告や連絡などの基準が曖昧で、「神経質な人」「大雑把な人」といった印象をもたれてしまうこともあります。苦手な作業を行うことは精神的にも負担が多く、集中力も要ります。こなすべき業務が多いことも保育士のお悩みのひとつです。

【保育士のお悩み㉗】行事に追われている

保育園は、入園式に始まって保育参観、遠足、運動会、生活発表会、さらには七夕や節分などの季節ごとに、年間を通じておびただしい行事が企画・実施されています。さらに避難訓練や歯科指導、健康診断や小学校訪問といったイベントもあります。日々の生活をめぐる雑事に加え、イベントが多いため、ひとつひとつを正しく把握したり、立て続けの準備作業など、負担に感じる保育士は多いと言えます。

【保育士のお悩み㉘】つねに追い立てられている

ホッとする時間を作りにくいため、次から次に物事が流れていくように感じる保育士が多いです。また、子どもが急に嘔吐したり、子ども同士のトラブルが起こったりと、突発的な対応を日常的に求められますので、計画通りにことが進むことにとらわれてしまうと、日々の保育が苦しく感じてしまいます。感染症が流行っている時期などは、1日のうちに2回も3回も吐物処理をしなければならず、終わりがないように感じてしまうという声もあります。

【保育士のお悩み㉙】伝達事項が多く、覚えておくことに限界を感じる

クラス単位では、出席状況、一人ひとりの健康状態・発達段階、保護者の状況、その日の流れを知っておくことを求められます。園単位となると、流行っている病気、行事の進捗、職員の出勤状況などを把握しなければなりません。保育士はデスクにつく時間などほとんどとれず、スマートフォンを常時携帯できないところも多いので、記憶に頼ることがどんどん増えていきます。覚えることが苦手な保育士にとっては、正確に言葉で伝達したり、たくさんのことも覚えておいたりすることは大きな負担になります。

【保育士のお悩み㉚】製作物が多い

毎月の壁面、子どもの製作の事前準備、行事で使うものなど、とにかく製作物が多いことも保育士が抱える悩みのひとつです。保育士によっては、工夫を凝らして季節感や園のカラーを出し、手の込んだものを製作しています。製作が得意な人は「もっといいものを」と努力を重ね、苦手な人は「何度も手直しをする」「一つひとつに時間がかかる」といった理由で多大な時間と労力を奪われ、それをストレスと感じる保育士もたくさんいます。
次の記事では、大きな時間をとられるイベントの飾りつけを時短で行えるコツについて書いています。

イベント装飾のコツ!保育士が時短できる作り方13のポイント

【保育士のお悩み㉛】立て替えで購入するものが多い

保育園の運営費には、保育材料費も含まれています。保育材料は、絵本や発表会の衣装のように長い期間使うものもあれば、紙皿や毛糸といった消耗品に近いものもあります。製作用の保育材料は100円程度で購入できるものも多いため、ついつい自分で費用負担してしまう保育士が多いようです。消毒液や手袋などの衛生品や業務用で仕入れされるものは園で整備されていますが、マスキングテープや保育雑誌などの個人的な好みが表れるものは、経費として請求しにくいため、「これくらいは」と立て替えてしまうことが多いようです。

【保育士のお悩み㉜】決まりごとが曖昧で、組む人の考え方で物事が変わる

保育園の仕事は、子どもへの声かけ方法や、掃除の仕方、休憩の取り方など、その時々で臨機応変に対応することが多く、簡単にマニュアル化することができません。それぞれの保育士の生活の癖や考え方が反映されることも多く、リーダーの考え方やクラスの雰囲気で「なんとなく」成立しているルール、暗黙の了解事項ができてしまいやすいと言えます。

一般の会社と同じように、保育の世界でも「働き方改革」は無縁ではありません。

保育園の働き方改革について

あなたもきっと思い当たる保育士のお悩み34個 まとめ

保育士ほどさまざまな悩みを抱えやすい職業は、あまりないのではないでしょうか。
なぜそこまでさまざまなお悩みがあるのでしょうか。

  • 人間関係が固定されているから
  • つねに保育中の子どもがいるから
  • 業務や考え方をマニュアル化しにくいから
  • 様々な保護者がいるから
  • 子ども一人ひとりの発達段階が複雑であるから
  • 雑務のような業務が無数にあるから

こうした「原因」は互いに重複し、影響しあっていますので、解決することがいっそう難しくなります。
時間をかけて整理することが必要なお悩みもあれば、スピード感を持って解決すべきものもあります。一人で解決できるお悩みもあれば、園全体で取り組むべきお悩み、行政や専門機関からの手助けが必要なお悩みもあります。

次のインタビューでは、現場の保育スタッフと事業者を公平・公正に規律する「働くためのルール」、誰もが気持ちよく働ける職場づくりについて伺っています。

感情労働からの脱却で保育士の働き方を変える~そやま保育経営パートナー 楚山和司氏インタビュー

いずれにしても、感情だけで処理したり、特定の誰かに相談して一時的に気分を持ち直したりするだけでは、お悩みは根本的に解決できません。相談してスッキリして忘れても、すぐに次の悩みが生まれてきます。お悩みがある場合は、本当の原因は何なのかをしっかりと見きわめ、自分にとって最善の解決方法を模索して対応していきましょう。

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