保育士さんへ「こんなとき」のコツ

保護者対応の失敗はなぜ起こる? シチュエーション別対処法

保護者対応の失敗はなぜ起こる? シチュエーション別対処法

保育士と保護者のトラブルの根本的な問題とは?

保護者との関係に行き詰まったときは、まずその根本的な原因から探りましょう。
次に解説するのは、保育士と保護者のトラブルの原因、保育士が無意識にしがちなNG行動などです。

<保護者トラブルの原因①>
保育士のコミュニケーション不足

「ある日突然、保護者からクレームの電話が来た」
「保護者から相談してもらえない」
それはコミュニケーション不足が原因なのかもしれません。

保護者が育児や子どもの保育園での生活について困っていても、
「○○先生はあまり話したことがないから、相談しにくい」
と遠慮してしまうことがあります。
その結果、不満を溜めこんである日ついに爆発させたり、担任保育士ではなく主任やベテラン保育士に告げ口したりすることにつながるのです。
毎日、挨拶や世間話だけでも、保護者一人ひとりと会話する習慣を身につけておきましょう。
その小さな積み重ねが、信頼関係を築くきっかけになりますよ!

<保護者トラブルの原因➁>
保育士の一方的で断言的な発言

「子どもに○○させないでください」
「~してください」
そういう一方的かつ断言的な発言は、控えた方がよいでしょう。
保護者の行動には、さまざまな背景があります。

  • 子どもの送迎が遅れてしまう…育児や家事、仕事に追われて忙しい
  • 子ども自身に身の回りのことをやらせない…保護者がワンオペ育児で心や時間に余裕がなく、子どもの身の回りのことをすべて保護者が代行してしまう
  • 子どもを夜早く寝かせない…退勤時間が遅く、子どもを早く寝かしつけるのが難しい

保育士の言い分が正しかったとしても、保護者の気持ちや背景を考えず、一方的に要望を突き付けるのはNGです。
まずは、保護者から事情を聴いてから「今後どうしていくか」を話し合いましょう。

<保護者トラブルの原因③>
マイナスな言い回しや発言

次のようなマイナスな言い回しや発言も、なるべく避けましょう。

  • ○○ちゃんは発達が遅い
  • ○○ちゃんは今日も~できなかった
  • 今日は珍しくお迎えが早いですね
  • ○○ちゃんはいつも寂しがっています

保育士として、子どもの良いところだけでなく気になる部分も保護者に伝えなければならないこともあると思います。
でも、子どもや保護者を見下すような言い回しや、保護者の気持ちを考えていないような発言をすると、保護者からの信頼を失ってしまうことになりかねません。
「○○ちゃんは、今日、~を頑張っていましたよ!」
というようなできるだけポジティブなニュアンスの言葉や、
「最近、お仕事忙しいようですね。体調いかがですか? 何かあったらご相談くださいね」
というような、保護者を気遣う言葉を心がけてください。

シチュエーション別の保護者対応法