子どもたちの笑顔を増やして、主体性を育みたい ~ 元気キッズ/株式会社SHUHARI 代表 中村敏也氏

子どもたちの笑顔を増やして、主体性を育みたい ~ 元気キッズ/株式会社SHUHARI 代表 中村敏也氏インタビュー

「小学校の先」を考え、子どもの主体性を大事にする

子どもたちにわかるように伝えることで、子どもたちも自主的に行動するようになる。
子どもたちにわかるように伝えることで、子どもたちも自主的に行動するようになる。
保育ネクスト

元気キッズ全体の方針について教えてください。

「子ども主体」を謳っていますが、じつは、子ども目線とか、子どもが今したいことをさせて付き合っていくとか、他の園でもやっていることを忠実にやっているだけです。
僕らが大事にしているのは「伝える保育」、怒らず叱らずに伝える力です。
「どうやって怒らずに保育するのか」と聞かれるのですが、怒るというのは、大人の思った通り、やりたいようにさせるわけですから、じつは楽なんですよ。
そういう保育士主導の保育では、子どもの主体性は育まれません。

保育ネクスト

子どもの主体性とは?

2020年度から大学入試が大きく変わり、今ある知識を使って解を導き出す能力が測られるようになります。
大学が変わると小中高校でも主体性が重視されます。保育で最も大事なことは、どのように小学校に接続するかということですから、保育園でもちゃんとそれに取り組むべきだと考えています。
保育園では、すでに平成30年の保育所保育指針の大改訂で「子ども主体」ということが明記されていました。じつは大学より先に変わっていたんです。
主体性というのは、自分で考えて選んで集中してやっていくこと、つまり自分の人生をコントロールするということです。
それを幼児から養うことを僕らは真剣に考えています。
子どもたちがやりたいのは、遊びを深く追及していくことです。
ご飯も食べたいときに食べたい分だけ食べる。完食を目標にしたり、決められた時間に食べきれるように教えたりするのはナンセンスです。
自分が食べたいものを自分でよそって、おかわりしたいときはおかわりする。食べられる量を自然におぼえて、よそう力もついてくる。自分で考えて選んで責任をもって行動していく子になっていきます。
これが「子ども主体」ということです。

 
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