「子どもが自然に英語を身につける保育園」を支える働き方改革~ぽっかぽっかナーサリー インターナショナル園

「子どもが自然に英語を身につける保育園」を支える働き方改革~ぽっかぽっかナーサリー インターナショナル園

英語力にこだわった人材の取り入れ

インターナショナル園として英語教育を提供するには、そのための人材が必要だが、保育の知識や免許、英語力を兼ね備えるスタッフはなかなか見つけられないのが悩みだという。
岡田採用活動をおこなっていると、保育専門で勉強してきた保育士、もしくは英語を専門に勉強してきた方というように二極化してしまっているケースが多いと感じています。
当園の保育士は日常会話ができる程度のの英語レベルが必要ですから、両方を兼ね備えた人材と巡り合えるのは、なかなか難しいです。

保育ネクスト

保育資格と英語力はなかなか両立しないのですね。

岡田日本の保育士の待遇が海外に比べて低いという背景があるのでしょう。
「保育士になりたい」と思っても、待遇の現実を知りトライすることをやめたり、また、英語に長けた優秀な人材はスキルを活かし待遇が良い仕事に流れているのではと感じています。
そのため、英語スキルをお持ちの方が保育業界に流れてくることが少ないのではないでしょうか。保育業界全体の待遇を見直し、改善していくことが必要だと思います。

その結果、通常の保育園のように保育業界のプロパーではないスタッフが自然に主流となった。岡田歩施設長自身も、商社勤務後にオーストラリアに留学、チャイルドケアを学んだというキャリアをもつ。
保育ネクスト

どうして保育の道に進んだのですか?

岡田教育学を専攻していましたが保育、幼児教育の待遇の現実を知り、卒業後は商社に就職し9年勤めました。
その後、オーストラリアに移住。留学、結婚を機に、以前より興味のあった日本以外ののチャイルドケアについて学びました。

池田主任も保育プロパーのキャリアではないそうだ。学校は保育学科だったが、英語を学ぶために学校に入り直してCAとなり、退職後はマナー講師などを経た。再度保育教育に興味を持ち直し、保育士免許を取得したとのこと。
保育ネクスト

一般企業で勤めていた方が保育士にキャリアチェンジした場合、カルチャーショックを受けるのでは?

岡田保育業界はサービス残業が当たり前だったり、休憩がなかなか取れなかったりというイメージが強いですよね。
一般企業で働いた人たちは、休憩も取るし、有休も自分で取りたいときに取得しやすいので、保育業界もそうならなければならないと思います。
職員が自分を犠牲にして働くような職場環境にしたくない。そんな思いから私が施設長に着任してからは、サービス残業の撲滅、別室での休憩時間の確保、有休取得率も100%を目指して取り組んでいます。
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