保育園のICT導入を阻む壁


一番多いのはお問合せですが、ご紹介も多くいただいております。当社は保育推進連盟の賛助会員でして、システムは連盟の推奨を受けており、先生方から紹介いただいたりすることもあり、業界では知名度もありますので、ご用命いただくことが多いです。

経営層の方は、課題解決のために導入することに意欲的に感じます。ただし、現場の導入に対する負担も考えなくてはいけません。現場の課題解決を考え、現場と経営者が連携し、課題解決に取り組まれているご施設は、特に前向きにご検討いただいております。

正確に把握していませんが、そういった声は聞きます。今後、各施設が他園との差別化を図らなくてはいけないと言われていますので、ホームページでのアピールやICT導入には前向きな園が多いです。ICT導入は、保育士さんにも保護者様に対しても効果をアピールできると聞きます。

システムやサービスの開発といった部分では進んでおりますが、導入に対して言いますとまだまだ課題は多いかと思います。補助金に関してや導入の方法(サポート)など、よりIT化を進めるための補助材料はより必要かと考えております。

自治体にもよりますが、基本的には国のIT導入補助金を活用して導入できます。ただし、その頻度や補助対象の範囲はもう少し選択肢が多い方がよいと考えております。

ITリテラシーは業務のシステム化において、大きな課題の一つです。都内は比較的若い方が多く、ICT環境が整っている園も多いので、通常業務とシームレスに対応していただけることが多いように見受けられます。しかし、園児数や保育士の年齢層によっては、従来の手作業のほうが早いと感じることがあると聞きます。

祖父様、お祖母様の保護者様はガラケーであることも多いのです。なので我々としても完全アプリ化ではなく、インターネットブラウザで操作する仕様にしております。