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子どもの「学び」とは? 保育園と幼稚園のキニナル教育格差

子どもの「学び」とは? 保育園と幼稚園のキニナル教育格差

保育園の場合は、「お昼寝」も生活習慣の一部として加わります。
基本的に、どちらの施設でも「身の周りのことを自分で済ませる=自立」を促すという点では同じです。

子どもにとっての学び② 人との関わり

子どもにとって、人との関わりを学ぶことにも大きな意義があります。

それまでは家族とだけ関わってきた子どもにとって、保育園や幼稚園は、人間関係を広げる良い機会です。
友だちや保育士・幼稚園教諭との関係の中で、子どもは思いやりや譲り合いの心、自制心などを学んでいきます。
また、どちらも「集団生活の場」なので、社交性やルールを守る精神も養われるでしょう。

子どもにとっての学び③ 情緒や感覚の発達

保育園や幼稚園では、子どもは友だちや保育士・幼稚園教諭、地域の人々と関わる中で、情緒面も成長していきます。

友だちと遊んで楽しんだり、ときにはケンカしたりすることもあるでしょう。そうした経験の中で、喜怒哀楽の感情を表現できるようになったり、相手の気持ちを思いやる「共感力」が養われたりしていきます。
また、散歩や野菜の栽培、動物との触れ合いの中で、季節感も身に付いていきます。
絵本やおもちゃなど、さまざまなものに触れることで、感覚神経も研ぎすまされていくでしょう。

子どもにとっての学び④ 言語・音楽・美術に親しむ

保育園や幼稚園では、子どもが言語・音楽・美術に触れる機会をたくさん設けています。

例えば絵本や普段の会話では、子どもの言語能力が養われます。
歌や楽器、ダンス、お絵描きや工作の中では、芸術的センスや感性も育まれるでしょう。

幼少期における言語や感性は、就学後にも影響を及ぼすものです。
保育園・幼稚園を選ぶ際は、こういった活動をメインに取り入れている施設がおすすめです。

結論:保育園と幼稚園に大きな教育格差はない

ここまで説明してきたように、保育園と幼稚園に大きな格差はありません。

保育園出身者と幼稚園出身者で比べると多少の学力レベルがありますが、幼保一元化が進む現在、その差はなくなりつつあります。
どちらの施設がいいかということよりも、子どもの主体性を大事にした園や、言語・音楽・美術などの学びがさかんな保育園、幼稚園を選ぶべきです。

【参考】
「これからの幼稚園施設の在り方(報告書案)」(文部科学省 今後の学校施設の在り方に関する調査研究協力者会議)


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